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 一般社団法人北海道ヘンプ協会 代表理事挨拶


杉村 英毅(すぎむら えいき)新代表理事の挨拶

私はこの度、一般社団法人北海道ヘンプ協会​​(HIHA)の代表理事に就任する栄誉に浴しました。身に余る光栄に存じますとともに、重大な責任を痛感しております。

北海道ヘンプ協会​​は、一般社団法人として会員の皆様の利益と発展を最優先事項と位置づけ、その使命を全うするために存在します。現代の社会はあらゆる技術革新の波により日々変化しておりますが、その中でも日本のヘンプ産業においては法改正の動きに伴ってこれから急速な発展が予測されます。そのため皆様には新たな機会と挑戦が生じることと思います。それに備えて、私たちは会員の皆様がこれらの機会を最大限に活かし、挑戦を乗り越えていただくための支援体制を一層強化していく所存です。

最新の市場動向や技術革新の情報を共有し、会員の皆様がこれらの知識をビジネスに活かせるようにすることや、ネットワーキングの機会を増やし、会員相互の協力と交流を促進することで、皆様のビジネスの拡大をサポートしたいと考えています。さらに、専門的な研修会やセミナーを開催することにより、会員の皆様の知識とスキルの向上を図ります。

会員の皆様一人ひとりの成功が、組織全体の強さと発展に直結すると信じています。その中で私の代表理事としての使命は、皆様が直面する課題を理解し、解決に向けて全力を尽くすことと考えています。皆様の後ろ盾となり、共に成長し続けることそのものが存在意義です。

最後に、これまでの皆様のご支援とご協力に深く感謝申し上げるとともに、引き続きのご指導とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。北海道ヘンプ協会​​は、皆様と共に新たな未来を創造し、一層の発展を遂げることを誓います。


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「ヘンプを北海道の基幹作物に!
目標面積は全道で2万ヘクタール」

菊地治己(きくちはるみ) 前代表理事、現相談役のご挨拶



 ヘンプ(産業用大麻)を北海道の新たな基幹作物として普及し、その生産物を原料とする国内ヘンプ産業の振興をはかることが、北海道ヘンプ協会の設立趣旨です。そのため、産業化に必要な法的整備を国や国会、道庁、道議会へ訴える要請活動、ヘンプの有用性と可能性に関する情報を収集し広める活動、一次加工会社(茎から繊維やオガラを生産し販売)の設立、ヘンプの大規模機械化栽培に必須な海外ヘンプ品種や栽培技術の導入、各国のヘンプ産業団体との交流、国際的なヘンプ団体の設立などにも取り組んでいます。

また、日本の麻に関する伝統文化・生活文化の伝承ならびに麻に関わる振興に尽力されている一般社団法人日本麻振興会(代表理事:大森由久氏)の設立趣旨に賛同し、当協会の全役員と会員有志が入会しております。

なお、当協会は、嗜好用大麻はもちろん、医療用大麻の解禁や合法化を求める活動には一切関わっておりません。あくまでも有用無害な農作物としてのヘンプの普及とそれを原料とする国内ヘンプ産業の振興に限定して活動しておりますので、皆様のご理解をお願い申し上げます(THCフリー宣言を参照)。

 さて、私ごとで恐縮ですが、ヘンプとの最初の出会いは、北海道道立北見農業試験場に在職中の2003年です。その後、ヘンプのもつ乾物生産能力の高さに驚くとともに、様々な製品の原料となる畑作物としての可能性に魅了され、ヘンプを北海道の基幹的な畑作物として全道に普及しようと決意いたしました。

北海道立農業試験場に在職中は、主に「ゆめぴりか」などの水稲の育種事業に従事し、道産米の食味改善に取り組みましたが、退職後の残りの人生は、差別と偏見にさらされ、研究すらも許されないヘンプの名誉回復と普及に取り組む覚悟でおります。

退職直後の2011年の7月から8月にかけて、ヘンプカー・プロジェクト2011北海道の実行委員長として、道内を約一か月間、約4000kmを走り、農作物としてのヘンプの有用性を訴え、各地の皆様と交流いたしました。
そのご縁をもとに、2012年2月に北海道産業用大麻(ヘンプ)普及推進ネットワーク(北海道ヘンプネット)を立ち上げ、2014年8月には法人化して一般社団法人北海道ヘンプ協会を設立し、代表理事となり現在に至っております。

最後になりますが、当協会の設立趣旨と活動に賛同される皆様には、今後とも物心両面のご支援を心よりお願い申し上げます。

当協会の今後の国内ヘンプ産業の発展に向けた戦略は下記をお読みください。
「農業経営者2020年12月号 特集前編 国内ヘンプ生産拡大に向けた規制改革要求」
(電子ブック形式)

菊地治己(きくちはるみ)



北海道ヘンプ協会(HIHA)は、日本で唯一のヨーロッパ産業用ヘンプ協会(EIHA)の国際パートナー団体です


一般社団法人 北海道ヘンプ協会 THCフリー宣言!(全文)





 一般社団法人北海道ヘンプ協会(HIHA)は、専らTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含まない産業用大麻(ヘンプ)の普及を目指しており、嗜好用(マリファナ)大麻はもちろん、医療用大麻とも一切関係がなく、それらの合法化運動に全く関わっておりません。大麻取締法を遵守し、当局の定める規則、指導等に従って活動しています。
 当協会の会員は、入会時に下記の誓約書に署名しており、これに違反する行為があった場合は、ただちに除名となることに同意しております。

「一般社団法人北海道ヘンプ協会(以下協会)の趣旨に賛同し、入会を希望いたします。入会後は、協会の定款ならびに各種規則に従い、ヘンプ栽培とヘンプ製品の普及、ヘンプ産業の振興を目指して、協会の活動に積極的に参加し、会員としての義務を果たします。協会の活動に、ヘンプ(産業用大麻)の普及に資する法的整備や施策の制定等を国会、政府、地方議会、地方自治体に要請する活動が含まれることに同意します。また、協会は、医療用、嗜好用の大麻(マリファナ等)には一切関係のないこと、それらの合法化を求める活動は一切行わない事に同意し、会員としてそれらの活動に一切関わらないことを誓約いたします。日本の法律、特に大麻取締法に違反する行為は厳に慎みます。上記に違反する行為を成した場合はただちに除名となることを承知いたします」

 当協会は、日本国の最高法規である日本国憲法が保障する個人の思想信条、宗教の自由をもちろん尊重しておりますが、当協会の目的である、有用な農作物としてのヘンプを北海道に普及していく上で、当協会が嗜好用大麻と医療用大麻を容認する団体であるとの誤解や偏見が生ずれば、協会活動にとってたいへん大きな障害となりますので、ここに当協会がそのような団体ではないことを宣言いたします。引き続き当協会の活動に対し、ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
(代表理事 菊地治己)